校長室より

ホームページを見ていただきありがとうございます

本校は、北宇和郡唯一の県立の高等学校で創立83年の伝統校で普通科2クラス、生産食品科1クラスの学校です。

〇北宇和高校は「地域活性化を図る創造力と実践力」を育成する教育を実践しています。
〇生徒の進路希望に対応→丁寧な進学指導・就職指導(令和3年度は全員が第一希望に合格)
〇部活動の加入率も90%を超え、放課後も生徒は学校で活発に活動しています。
〇全国募集をしています。令和4年度には鬼北町の協力で公営塾も始まります。

1 地域活性化を図る創造力と実践力
⑴地方創生・広報委員会
 鬼北町が主催する「近永駅賑わい創出プロジェクト」へ年間を通じて積極的に参加しています。近永駅の新しい駅舎を町づくりにどう生かすか。鬼北町のワークショップに参加したり、駅の七夕飾り、駅のライトアップ、生産食品科と連携して泉貨紙を作ったり活用する取組もしています。

⑵地域連携
 生産食品科では、地域の方や小学生に食品加工講座(パンやお菓子づくりなど)を行っています。また、品質の良い、野菜苗や花、作物等を販売もあり、どちらも町の人に喜ばれています。また地域のイベントでは馬術部がポニーを連れていきカートを引かせたり記念撮影をしたりしています。

2 生徒の進路希望に対応
 少人数を生かして手厚い指導を行っており、生徒が納得するまで指導します。普通科は進学にも就職にも対応できるように2つのコースを生産食品科は栽培、食品加工を専門的に学べるようにそれぞれに特化したコースを設けています。

 令和3年度は推薦入試で国公立大学に2名が進学をきめており、就職も全員が第一希望に合格しました。

 令和4年度には、鬼北町の協力で公営塾の運用が始まります。部活動で忙しい生徒にも参加しやすいような運用を検討しています。

3 部活動について
 予選を勝ち抜き、県大会にも多くの部が出場しています。設置がない部活動でも各種大会に出場できるようにしています。令和3年度は少林寺、水泳でインターハイ出場を果たしました。文化部でも写真部が全国大会出場を決めています。

4 全国募集について
 本校は全国募集をしています。鬼北町との連携で寮の建設を予定しています。寮には学校林で育った木が使われる予定です。
地域未来留学にも参加しています。

 小規模ですが、様々な活動ができる学校です。地域と一体となった活動をしたい人、勉強と部活動を両立して頑張りたい人の入学を
お待ちしています。                             

学校長 佐藤栄治

離任の御挨拶

3月末をもって、北宇和高校を離れることになりました。生徒の皆さん、保護者の皆様、地域の皆様には、本当にお世話になり、ありがとうございました。

北宇和高校は、皆様に支えられながら、この鬼北の地で、輝き続けることと思います。私自身、これからも、及ばずながら、北高を応援していきたいと思います。

皆様方におかれましては、北宇和高校の教育活動に対しまして、引き続き、御理解と御協力をお願いいたします。

3学期終業式

日を追うごとに、桜が花を開かせています。1枚目の写真が3月18日、2枚目が22日の桜の様子です。19日に行われた第3学期終業式の式辞を掲載します。

 

終業式 式辞

 

 皆さん、改めて、おはようございます。
 この1年間、皆さんは、常に、新型コロナウイルス感染防止に気を付けながら学校生活を送ったことと思います。そして、今日無事に、終業式を迎えました。春休みも、コロナ対策を継続して、新しい学期を、元気に迎えてほしいと思います。これから一緒に、5分間の動画を見ることにします。

 

 この動画を見ると、コロナ禍の中でも、北高生が充実した毎日を送ってきたことがわかります。そして、3年生は先日卒業し、2年生は3年生に、1年生は2年生に、それぞれ進級します。
 今日、私が皆さんに伝えたいのは、目に見えないところ、あなたの気付かないところで、いろんな人が気を配ってくれている、ということです。例えば、先日の高校入試のあと、月曜日に学校に来て教室に入ってみると、教室が元どおりになっている。先生方がしてくれたのか、早く登校した生徒がしてくれたのか、例えば、学年集会では椅子が並べられている、当たり前のように座り、当たり前のように過ごしていますが、誰が準備してくれたのでしょう。
 ほかにも、ごみ箱が空になっている、消毒液が補充されている、伸びていた草木がいつの間にかきれいに刈り取られている、トイレのスリッパがきれいに並べられている。誰かが、あなたの知らないところでやってくれているのです。
 大人の世界でも同じです。朝早く来た先生が、まず、校門を開け、校舎の入口を開け、廊下の窓を開けてくださる。印刷室の紙が補充されている。石油ストーブの灯油が補充されている。

 そう考えたときに、何かほかに、そういえば、と、気付くことはありませんか。私たちは、ついつい自分のことだけを考えがちですが、いろんなことにアンテナを張って、そういうことに気付ける人になってほしい、そして、いつもいつも声に出して言わないけれど、心の中でお礼を言える人になってほしい、さらに、自分も、何か、些細なことでもいいから、見えないところで、人のために何かできる人になってほしい、それが、北高のめざす人間力、他者感覚なのだと思います。

 

 今日見た動画も、作ってくださった人がいるから、見ることができる。マイクのボリュームに気を配っている人がいるから、こうして、終業式ができる。数えきれない善意の中で、私たちは生きています。数えきれない善意に囲まれて私たちは、生活しています。
 1年の締めくくりに、生徒の皆さん、教職員の皆さん、全ての人に感謝して、式辞とします。

農業クラブ会誌「緑地」巻頭言

プレゼンする力 

 今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、全国大会につながる農業クラブ発表会の県大会がありませんでしたが、1月に行われた課題研究発表会を見て、生産食品科の3年生の成長を感じました。

 大きな声で、スライドに合わせて、メリハリをつけながら話す態度や、クラスメイトの発表を真剣に、静かに、よいところを探しながら聞く態度の成長のほかに、特に、目覚ましい成長を感じたのは、皆さんのプレゼンする力です。

 わかりやすい表やグラフを用い、写真を取り込んで、スライドを作っていく。それに合わせて原稿を作り、時間内に収める。こうした力は、3年間の課題研究や農業実習などの学習を通して身に付けた力です。

 

 私は、北高生に対して、自分の思いを人前(公式の場面)で、堂々と発表できる力を身に付けてほしいと、お願いしてきました。おとなしい性格の人や、自分に自信のない人にとっては、難しいことのように思われるかもしれませんが、練習すれば必ず身に付くものです。3年生になって、進学や就職のための面接練習をするとき、はじめは小さな声だったり自信のない態度だったりした生徒が、練習をすればするほど、堂々と自分の思いを述べられるようになっていきます。そして、本番を迎え、みな合格を勝ち取ってきました。

 また、プレゼンの力を向上させるのに必要なのは、話せる材料があることです。部活動や委員会活動、ボランティアなどで、いろいろな取組をした人ほど、話せる内容が豊富になり、言葉に説得力が生まれてきます。

 

 これまで、私は、生産食品科の生徒たちの多くの取組を見てきました。農場や加工室で暑いときも寒いときも頑張ってきた実習、地域の小学生や大人たちとの交流、生産食品科フェア、でちこんか、泉貨紙や雷漬などの地域文化の継承、販売実習、発表のためのプレゼン作成と練習など、本当に多くのことに取り組んできました。北宇和高校生産食品科で経験できることは、枚挙にいとまがありません。

 3年生は、北高で経験した数多くのことに誇りを持ち、その経験を生かして社会でも大いに活躍してください。1、2年生は、先輩方のしてきたことを追いかけながら、熱心な先生方の指導のもと、よい経験を積み上げ、さらなる高みに向かって、今以上の成長をしてほしいと願っています。

 

卒業式

令和2年度愛媛県立北宇和高等学校 卒業式式辞  

 

 令和3年3月、確かな春の息吹が感じられる今日の佳き日、令和2年度 愛媛県立北宇和高等学校 卒業証書授与式を挙行できますことは、我々教職員一同、この上ない喜びであり、御臨席を賜りました皆様方に、厚くお礼を申し上げます。

 卒業生、保護者の皆様には、新型コロナウイルス感染症対策のために、在校生の出席が代表のみとなっておりますことをおわび申し上げます。本日は、御来賓の皆様とともに、今、教室で、式の様子を見ている在校生全員と、教職員一同、心を込めて、晴れの門出をお祝いしたいと存じます。

 

 ただ今、卒業証書を授与いたしました卒業生の皆さん、おめでとうございます。3年前、この体育館で皆さんを迎えた日の喜びが、昨日のことのように思い出されます。ですから、皆さんがこの学び舎から旅立たれることを、少し寂しいとも感じています。

 皆さんは、学校に、地域に、活力を与えてくれました。挨拶や部活動の声が鬼北の町に響きわたり、コロナの影響を色濃く受ける毎日の中でも、日頃の地道な活動や地域活性化の取組が、メディアをにぎわしました。皆さんが、北高の伝統を受け継ぎながら、さらなる高みに向かって、若者らしく躍動してくれたことを、誇りに思います。

 

 皆さんがこれから歩いていく道は、高度情報化が進み、AIと共存していく時代です。加えて、毎年のように起こる自然災害、そして、今年のような想定外の疫病と、先の見通しはつきません。それでも、愛媛出身の俳人高浜虚子の俳句、「運命は 笑ひ待ちをり 卒業す」。この俳句のように、明るい未来が皆さんを待っている、そう信じています。

 それは、皆さんが、コロナの影響を受けた今年だからこそ味わえたこと、例えば、仲間と一緒にいられることの喜びや、周りへの気遣い、思いやり、家族への感謝、制約の中で精一杯高校生活を送った達成感や充実感、そういった思いを味わうことができた、と思うからです。これらは、皆、AIにはない人間らしい心です。

 その人間らしい心が皆さんの糧となり、先の見えない将来を照らしてくれる、そう思います。この三年間、北高で培った人間力をしっかり発揮して、地域や社会にとって、かけがえのない存在になってほしい。皆さんの今後の成長を心から期待しています。

 

 保護者の皆様、今年最後のPTA通信「北辰」には、生徒たちから家族への感謝の気持ちがあふれています。「3年間、お弁当を作ってくれてありがとう」「つらいときに支えてくれてありがとう」「18年間ありがとう。これからもよろしく。大好きです。」

 歌人の俵万智さんが、子育てについて詠んだ短歌があります。「最後とは知らぬ最後が過ぎてゆく その連続と思う子育て」。保護者の皆様には、これまで、様々な御苦労や御心配があったことと存じますが、本日、お子様はこのように頼もしく成長され、晴れの御卒業となりました。心からお喜びを申し上げます。

 

 卒業生の皆さん。いよいよ旅立ちのときです。私は、皆さんと三年間、この北宇和高校で過ごせたことを、本当にうれしく思っています。卒業、おめでとう。皆さんの御活躍と御健康をお祈りし、式辞といたします。

令和3年3月1日
愛媛県立北宇和高等学校長 沖田浩史

他者感覚=おもいやり

「人権だより」に寄稿したものを掲載します。

 

他者感覚=おもいやり                              校長 沖田 浩史

 

 新型コロナウイルスの影響で、私たちは、これまでに経験したことのない日々を送っています。先が見えない中で、よりよい道を選ぶには、自分の考えを持ちながら、その考えに固執せず、多様な価値観や考えに学ぶことが大切です。その学びを通して、他者の立場で物事を考えられる「他者感覚」が身に付き、周りと協力して物事を進めていく協働性も身に付いていきます。

 

 新型コロナウイルスは、「三つの感染」をもたらすと言われています。一つ目は、文字どおり、ウイルスによって引き起こされる「生物学的感染」。二つ目は、不安やおそれが広がっていく「心理的感染」。そして、三つめは、不安やおそれが高まり、嫌悪・差別・偏見が広がっていく「社会的感染」です。新型コロナウイルスで不安を抱えているのは、皆、同じです。ましてや、自分が感染したり身近な人が感染したりした場合には、不安やおそれが大きくなっていることでしょう。「生物学的感染」について正しくおそれ、ソーシャルディスタンス(社会的距離)をとることは大切ですが、心の距離まで遠ざけたり、人との絆を分断したりするようなことがあってはなりません。差別・偏見が広がらないようにするためにも、「他者感覚=おもいやり」を身に付けておくことが大切なのだと思います。

 

 「他者感覚」を身に付けるための方法として、「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい(申しわけありません)」「さようなら(失礼します)」といった言葉がけがあります。マスク越しでも、少し小さな声でも、言葉を交わすことで、あなたの思いが伝わり相手の思いも伝わってくることでしょう。簡単なことのように思いますが、どんなときにもどんな人にも挨拶ができることは、意外と難しいものです。

 北高生には、気持ちのよい挨拶のできる人がたくさんいます。他者感覚を身に付ける土台は、既にできています。皆さんには、日々の生活の中で、伝え合うことを積み重ね、「他者感覚=おもいやり」を、さらに磨いていってほしい。毎月発行される「おもいやり」を読んで、他者の価値観や考えに学ぶことも、その伝え合うことの一つだと思っています。

 

生産食品科の実習の成果です

 生産食品科の生徒たちが、実習で作った試食品を持ってきてくれました。1枚目の写真は松野町特産の雷漬(かみなりづけ)です。白色だけでなく、赤色の雷漬を開発し、後日、販売する予定です。先日、愛媛新聞にも紹介されました。2枚目の写真は、3年生の最後の実習で、4種類の惣菜パンを作ったものです。どれもおいしくいただきました。

 今後も、地域に根差した取組や、心のこもった食品づくりを、応援したいと思っています。

第3学期始業式

 

第3学期始業式 式辞

 皆さん、おはようございます。3学期は雪景色の中での始まりとなりました。

 本来なら、皆さんの顔を見ながらお話ししたかったのですが、新型コロナウイルス対策、さらに、防寒対策のために、今日は、校内放送で式辞を述べます。体育館のときと同様に、しっかり耳を傾けてください。

 今日から3学期が始まります。3年生にとっては、高校生活最後の学期です。4月からの生活に向けて、しっかり準備をして、有終の美を飾ってほしいと思います。3年生にはこれから受験をする人もいます。既に進路が決まっている人は、これから受験をする級友に対する思いやり、他者感覚を持って、心のこもった支援や配慮をしてください。1、2年生は、それぞれ、次の学年に向けて、よりよい状態で進級できるよう、さらなる高みを目指して、学習や部活動、学校行事に取り組んでほしいと思います。皆さんの活躍を期待しています。

 

 冬休み中も、皆さんは、新型コロナウイルスに気を付けながら過ごしてくれたことと思います。感染状況は、現在、決してよくありません。東京をはじめとする1都3県で緊急事態宣言が発令されたほか、愛媛県でも、5日には県内で新たに25人、6日には23人、昨日は28人の感染が発表されました。会食を通じた、クラスターと呼ばれる集団感染も発生しています。私たちは、引き続き、感染警戒期の中にいます。

 年末年始は、県外から帰ってこられた兄弟や親戚がおられたでしょうし、皆さんの中にも、親戚のところに出かけた人もいるかと思います。そういった場合は、自分自身はもちろん、家族の体調についても気を配り、毎朝の検温はもちろん、手洗いうがいを心がけ、体調が悪い場合は人に会わない、体調がよくても3密の状況は避ける、こうしたことに、いつも以上に注意をしてください。発熱や咳など、風邪の症状がある場合や、体調の悪い場合は、登校せず、家で休養してください。

 学校でも、引き続き、感染対策を万全にしましょう。マスクの着用のほか、寒い日が続きますが、手洗いうがいを徹底し、授業中でも、窓を少し透かして換気ができるようにしてください。食事のときは感染のリスクが高いということを認識して、静かに昼食をとってください。昼休みも、しばらくの間は、大声を出して騒ぐのを控えてほしいと思います。

 

 昨年の卒業生で、現在、松山の大学に進学した男子生徒から届いた年賀状には、「卒業してもうすぐ一年。大学生活一人で、リモート授業に励んでいます。」と書かれてありました。大学生も、コロナの影響を大きく受けているのだと思います。一方で、北高のことを忘れずにいてくれることをうれしく思います。

 3年生は、進学や就職に備え、感染予防について高い意識を持っていると思いますし、1、2年生も、同じく、しっかりと対策してくれています。が、最近の感染に関する情報を見ると、本当に少しの油断もできません。生徒、教職員全員で、学校にウイルスを持ち込まない、そして、万が一感染しているときのことを考えて、人にうつさない、という気持ちを強く持って、万全に対策をしましょう。皆さんにも、学校生活で、少し不自由な思いをさせ、申し訳なく思いますが、協力をお願いします。

 

 3学期も、コロナウイルスに関するお願いから始まりました。対策を十分に取りながら、元気に学校生活を送っていきましょう。私たちの活動が、地域の方々や保護者の皆さんを元気づけ、私たち自身の活力にもつながっていきます。

 寒い日が続きますが、力を合わせて頑張りましょう。以上で終わります。

今年もよろしくお願いいたします

あけましておめでとうございます。令和3年の北宇和高校も、引き続きよろしくお願いいたします。

 

(年末に刊行された図書館報の記事を掲載します。)

 

「何歳からコーヒーを飲むようになったか」

 先日、「宇和島お手伝いプロジェクト」に参加し、終日、吉田町でみかんの収穫のお手伝いをしました。好天に恵まれ、筋肉痛は残りましたが、心地よい疲れを感じたできごとです。北高の一年生も一名、同じ場所でお手伝いしました。慣れない仕事だったと思いますが、弱音を吐くことなく、一日の仕事をやり遂げました。すばらしい仕事ぶりだったと思います。

 当日は、午前十時と午後三時に休憩が入り、みかん農家の山口さんから、飲み物とお菓子をいただきました。山口さんが、本校生に「コーヒー飲める?」と尋ねていたのを聞いて、人は、だいたい何歳からコーヒーを飲むようになるのか、と考えていました。その生徒は「飲めます。」とのことでしたが、確かに、コーヒーを飲んだことのない高校生もいるのだろうと思います。ちなみに、我が家の次女(19歳)は、コーヒーを飲めません。

 

 必ずしもコーヒーを飲むことがよいことだとは思いませんが、人は、いつからかコーヒーを飲むようになります。同じようなことが、読書の世界にもあるのではないかと思います。「絵本や子ども向けの本」から、「単行本や文庫本」いわゆる「大人向けに書かれた本」を読むようになるのはいつからか、それは、きっと人それぞれでしょう。

 絵本の『はらぺこあおむし』、『ぐりとぐら』のシリーズから、小学生向けの『若おかみは小学生!』『マガーク少年探偵団』のシリーズなどを読み、そして、今、皆さんは、YA(ヤングアダルト)向けの本を読んでいるところではないでしょうか。

 私の読書体験を振り返ると、読み応えのある本として初めて読んだのが『二十四の瞳』でした。小学校高学年の頃だったと思います。小豆島の小学校を舞台にしたその小説の最後の場面、同窓会のシーンは、当時の私の胸を熱くしました。

 中学生になってからは、部活動や勉強で、あまり本を読む時間がなかったように思いますが、当時流行していた横溝正史の金田一耕助シリーズは、だいたい読みました。感想文の宿題は、ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』で書いたのを覚えています。今考えると、『二十四の瞳』も『車輪の下』も学校を舞台とした小説です。だから、読みやすかったのかもしれません。

 

 高校生の皆さんへ。ケータイ小説やライトノベル、また、YA向けの本で、大人でも十分楽しめるものもありますが、まだ本格的な小説を読んでいない人は、簡単で短いもの、映画化されたものから始めてみてはどうでしょうか。

 学校を舞台とした本では、古いところでは『坊っちゃん(夏目漱石)』『銀河鉄道の夜(宮沢賢治)』、新しくは『世界の中心で、愛をさけぶ(片山恭一)』『夜のピクニック(恩田陸)』『君の膵臓を食べたい(住野よる)』などがあります。いずれも、苦労せず読み進めていける小説だと思います。また、映画やドラマにもなっているので、小説と比較して楽しむのもよいでしょう。

 学校が舞台ではなくても、映画やドラマになった『下町ロケット(池井戸潤)』『陸王(池井戸潤)』『舟を編む(三浦しをん)』などは、読後に爽快感が味わえると思います。

 

 いつからかコーヒーを飲めるようになった人も、まだ飲んだことのない人も、読書の世界では、少し大人になって、名作といわれる本、著名な作家の本、話題になっている本を読んでみましょう。そんな本を探しに、北高の図書館へ足を運んでみてください。

年末を迎えました

終業式が終わり、現在は、冬季課外や実習を行っているところです。左の写真は、馬術部から校長室に届けてくれた、クリスマスのリースとお正月のしめ縄です。部員が作ってくれたもので、飾らせてもらいました。右の写真は、草花班が育てているシクラメンと、生産食品科の1年生が試作したロールケーキです。よいクリスマスとお正月をお迎えください。